映画 『セックス・アンド・ザ・シティ 2』から、英語表現・英会話フレーズをピックアップ
あの人気テレビドラマ “Sex and the City” (セックス・アンド・ザ・シティ) の劇場版第2弾。2008年の映画『Sex and the City (セックス・アンド・ザ・シティ) 』の続編で、前作から2年後のストーリーとなっています。キャリーの結婚で幕を閉じた前作から2年、ビッグとの結婚生活を送るキャリーは新たな問題と向き合うことに。今回はなんと、主人公たち4人でのアブダビへの豪華旅行に出かけます!その旅行先で、キャリーは懐かしのあの人と再会することに・・・。
映画からキャリー、ミランダ、サマンサ、シャーロットたちの印象的なセリフをピックアップしたので、英語での表現を学んでみてください。
※ 内容には、実際の会話表現と一部ストーリーが含まれます。
見る前にストーリーを知りたくないという方は、注意してくださいね。
付き合い方のルールはそれぞれの自由よ
キャリーの長年のゲイの親友スタンフォードとシャーロットのゲイの親友アンソニーが結婚することに。(※アメリカのニューヨーク州では、同性のカップルの結婚が法的に認められています。)そこでアンソニーがキャリーたちに向かって「自分たちの場合は浮気は公認」と言った後の会話でのキャリーの一言がこちら。
直訳すると、「ただ私が言ってるのは、すべてのカップルには自分たち独自のルールを作る権利があるって思うってこと」となります。保守的なシャーロットとは異なる、キャリーらしい意見ですね。この冒頭の “I’m just saying” は、「私は単に・・・と言っているだけ」という表現です。自分の発言の意味を限定したい時に付け加えるといい表現です。
一目ぼれじゃなかった でも愛が生まれた あなたはありのままの私を初めて受け入れてくれた
スタンフォードとアンソニーの結婚式でのアンソニーの誓いの言葉です。
“love at first sight” は、日本語でいうところの「一目ぼれ」。“It turns out” の it は形式的に文法上置いたものなので、「それ」とは訳しません。“It turns out that …” で「・・・ということが判明した、・・・ということになった」という意味で、ここでは that が省略されているパターンです。全体を直訳すると、「それは一目ぼれじゃなかった。でも、それは愛だと判明した。あなたは私をありのままの男として受け入れてくれた初めての男。」となります。
And I think that we are going to have to work on the sparkle for the rest of our lives.
ねえだって、2人きりなのよ、毎晩、これからずっと だったらキラキラした人生を送る努力をすべきよ
結婚生活2年目のキャリーとビッグですが、2人で外出することを好まず家でくつろいでばかりのビッグにキャリーは不満を募らせます。家でテレビを見てくつろぐことの何が悪い?僕にどうしてほしいんだ?と言うビッグに返したキャリーのセリフを見てみましょう。
一番初めの “look” は「見る」という意味の動詞ですが、ここでは、相手の注意を喚起する時に使う「ねえ」という意味で使われています。「残り」という意味の “rest” を使った “for the rest of …” は、「残りの・・・の間ずっと」という意味の表現です。ここでは「残りの私たちの人生ずっと」となりますね。“work on” は、「(努力して)~に取り組む」という意味で、キャリーは夫婦2人で “sparkle” (きらめき、キラキラ) に取り組まなければならないと言っています。
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You are going to Abu Dhabi for me.
私は子どもの誕生日会に出てるでしょ 今度はあんたがアブダビに行くのよ
アブダビへの豪華旅行をサマンサからタダで招待されたのに、家族のことを気にして快い返事をしないシャーロット。「行けるかわからない」という彼女に、サマンサからの厳しい一言が飛びます。
私はあなたのために子どもたちの誕生日パーティーに行きたくもないのに行ってるのだから、あなたは私のためにアブダビに行くのよ、という交換条件ですね。英語の中でも “for you” と “for me” の箇所が強調されていました。
休みを要求されて傷つかない?
Carrie: You just don’t get it. わかってないな
ビッグとの結婚生活において週2日間は離れて暮らすスタイルをとろうかと思っているとキャリーは話しますが、シャーロットは理解できないと言います。そんなシャーロットとキャリーのやり取りがこちら。
“time off” は「休み」という意味で、シャーロットのセリフを直訳すると「彼(ビッグ)が休みを欲しがることはあなたの気持ちを傷つけない?」となります。それに対してキャリーは “You just don’t get it.” 「あなたはわかってないのよ」と返します。ここの “get” は「わかる、理解する」という意味です。保守的で、○○すべきという考えが強いシャーロットには、自分たち独自の形を求める自分たち夫婦のことは理解できない、とキャリーは思っているんですね。
旅行先のアブダビでスーク(市場)に出かけたキャリー。そこで会ったのは、仕事でアブダビを訪れているという元彼のエイダンでした!信じられないという表情で歩み寄る2人。向かい合ったところでエイダンが発する一言がこちら。
“mirage” は「蜃気楼」という意味です。一文を直訳すると、「これは私が今まで経験した中で最高の蜃気楼だ」となります。これは使えるフレーズなので、 “This is the best ○○ that I’ve ever had.” の○○の部分を変えて「生涯最高の○○だ」と言ってみましょう。
昔約束したじゃない 男も子供も関係ない ソウルメイトよ
4人でカラオケを楽しんだ後、サマンサはセクシーなデンマーク人の建築家から誘いを受けますが、「今日は女4人で楽しんでいるから、明日なら」と断ります。そんなサマンサをいい女だとほめたキャリーに言ったセリフですが、この4人組の結束の強さを物語っていますね。
“make a deal” は「取引する、約束する」という意味です。 “years ago” は「何年も前」という意味なので、ここでは「昔」と訳されています。 “soul mate” は「心の友、魂の伴侶」という意味で、しばしば異性の運命の相手を指して使われる単語ですが、サマンサは「私たちがソウルメイト」と言い切っていますね。
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