海外ドラマ 『Sex and the City / セックス・アンド・ザ・シティ』 シーズン4 から、英会話フレーズをピックアップ
Sex and the City / セックス・アンド・ザ・シティのシーズン4から英会話表現を集めました。シーズン4では、キャリーはシングルでスタートしますが、エイダンと再会し、ドラマティックにストーリーが進んでいきます。なんとサマンサも本気で恋に・・・!?
※ 内容には、実際の会話表現と一部ストーリーが含まれます。
見る前にストーリーを知りたくないという方は、注意してくださいね。
シーズン4の始まりはちょっとビターで考えさせられるストーリーです。35歳の誕生日を彼氏なしで迎えることになったキャリー。友達の婚約パーティーに参加して、”soul mate” (心の友=運命の相手) について考えます。胸にささる女性の本音を味わってみてください。
別々の人間なのに思いが1つなんて異常ね
ある夜に友達の婚約パーティーに出かけたキャリー、ミランダ、サマンサ、シャーロットの4人。シャーロットを除く3人は、招待状に書かれた『Two Souls, One Thought (心は2つ 思いは1つ)』という文句を批判します。キャリーのこのセリフを直訳すると、「2人の人間が自分たちの間に1つしか考えがないなら、何かがすごく間違っているわ」となります。”thought” は、考えるという意味の動詞 “think” の過去形でもありますが、ここでは、考えという意味の名詞で使われています。
“大丈夫、出会いはある”っていうあの目を見なかったって言うの?
婚約パーティーで既婚女性たちに「誰か付き合っている人は?」と聞かれたのに対し、ジョークでみんなを笑わせたミランダ。なんでそんなことをしたの?と聞いたキャリーへのミランダの答えがこのセリフです。「大丈夫、あなたにも見つかるわよ」という上からの同情の視線に対しては笑いで対抗するとミランダは言います。こんな気持ち、独身女性ならきっとわかりますよね?
“Are you telling me … ?” は「…って言ってるの?」と相手に確認する表現ですが、ちょっとつっかかるような強い表現なので、親しい友達の間ではOKですが、まだ親しくない人や目上の人には使わないように注意してくださいね。「~という目」という表現は、eye ではなく、「目つき、顔つき」という意味のある “looks” を使います。
“soul mate” は「心の友」と訳され、特別な友達に対しても使いますが、恋愛においては「運命の人」という意味で使われます。「運命の人」がこの世の中にたった1人だけいて、その人と結ばれてこそ幸せになれるという考え方について、ミランダとサマンサは危険な考え方だと批判し、キャリーは「運命の人は1人以上いると思いたい」と言います。そんな3人に対してロマンティストのシャーロットが言ったのがこの一言。“believe in~” は「~の存在を信じる」という意味で、“believe in God” (神の存在を信じる) や、“believe in destiny” (運命を信じる) というように使えます。
あなたはどうですか?Do you believe in soul mates?
こんなこと言いたくないけど・・・私のことを思ってくれる男性が人生にいないのはすごく悲しかった
友達に誕生日パーティーで祝ってもらうはずだったのがトラブルで誰も現れないまま1人で帰ることになり、孤独を感じたキャリー。4人で集まったコーヒーショップで、キャリーがこう打ち明けます。“I hate myself for saying this but~” は直訳すると「こんなことを言う自分自身が自分でも嫌いだけど、~」となり、「こんなこと言いたくないけど」いう意味で使える表現です。何か言いたくないことを口にする時は、この表現を文頭で使ってみてくださいね。
モデルとしてファッションショーへの出演をお願いされたキャリー。初めはモデルと勘違いしていると思われたくないと渋っていましたが、最終的にはブランドの服目当てに出演することに。アメリカのトップモデル、ハイディ・クルムとの共演も注目です!
Carrie: Then you can’t see what I see. それじゃあ私が見えているものが見えてない
キャリーのゲイの親友スタンフォードが自分の見た目を卑下した言ったセリフに対してキャリーが返す素敵なやりとりがこちら。“look like ~” は「~のように見える」という意味なので、“I know what I look like.” は、「自分がどのように見えているかわかっている」という意味になります。自分の容姿を過大評価せず、周りからどのように見えているかはわかっていると言ったスタンフォードの一言です。それに対してキャリーは、“Then you can’t see what I see.” 「それじゃあ、あなたは私が見えているものが見えていない」と返し、あなたは自分で思っているよりもずっと素敵よ(私の目にはそう映っているのよ)と伝えます。とっても素敵な返し方ですよね!
モデルとしてファッションショーへの出演を依頼されたものの迷っているキャリーにシャーロットが言った一言です。“live for ~” は、「~のために生きる」つまり「~命、~一筋」というように訳せます。
Carrie: You look fabulous. とても素敵よ
ファッションショーでランウェイを歩く直前のハイディ(実際のアメリカのモデル、ハイディ・クルムが本人役として出演)とキャリーの会話です。
“Do I look OK?” は直訳すると、「私、OKに見える?」。つまり、私の見た目はOKかしら?大丈夫かしら?という意味です。そんなハイディに対してキャリーは、「あなたとても素敵に見えるわよ」と返しています。この “fabulous” は、「素晴らしい」という表現ですが、おおげさな表現が好きなアメリカでは、「素敵」というニュアンスでも使われます。このファッションショーでも、みんながこの単語をたくさん使っていました。「すっごく素敵!」と言いたい時には、ぜひこの “fabulous” という表現を使ってみてください。
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このエピソードでは、何とついにエイダンがキャリーにプロポーズをします!しかし、キャリーはプロポーズを受ける前に婚約指輪を見つけてしまい、悩むことに。「結婚したくない」と感じるのは、自分の準備ができていないから?それとも相手が結婚すべき相手ではないから?恋愛における「正しい」判断は、時に難しいものです・・・。
私に似合う指輪も分からない男と結婚できる?
Samantha: Exactly, honey. Wrong ring, wrong guy. その通りよ 指輪が違えば男も違う
エイダンが用意していた婚約指輪を偶然見つけてしまったキャリーでしたが、その指輪のデザインはひどいものでした。そこでこのキャリーのセリフです。動詞の “marry” (結婚する)は、すぐ後ろに人を目的語に取り、前置詞は不要です。サマンサの “Exactly” という受け答えは「その通り」という意味で、日常会話で相手に強く同調する時によく使う表現です。
ばったりミスタービッグに会い、エイダンと結婚するかもしれないことを伝えたキャリー。そんなキャリーに対してミスタービッグは、君は結婚するタイプじゃないと言い切ります。そこでキャリーが言い返したのがこの一言。初めの “in any case” は、「どんなケース(場合)でも」という意味。 “relationship advice” は「恋愛のアドバイス」で、アドバイスを聞く、受けるというときの動詞は “take” を使います。決して恋愛において模範的とは言えないミスタービッグのアドバイスは聞かない、ということですね。
正しいタイミングとか、正しい男や答えなんてないのかもしれない ただ心のままに答えればいいのかもしれない
エイダンにプロポーズされた時、キャリーが心の中で言ったセリフがこちら。何が正しいのかを考え続けていたキャリーですが、正しいかどうかが重要ではなく、自分の心に正直に決めることが大切だと気づきます。
“what’s in your heart” は「自分の心の中にあるもの」という意味です。この your は「あなたの」という意味ではなく、一般的な人を指しているので、ここでは「自分の」という訳し方でOKです。
キャリーはエイダンとの関係が順調で安定するにつれ、気ままなシングルライフが恋しくなります。そこで、家でくつろぐのが好きなエイダンを置いて、新しく知り合ったゲイのオリバーと外で楽しい時間を過ごすキャリー。そんな2人にやきもちを焼く、キャリーの昔からのゲイの親友、スタンフォードがなんともかわいいですよ・・・。
女たち4人で楽しもうとゲイクラブに遊びに行ったキャリーたち。そのバーカウンターで、キャリーは最近NYに引っ越してきてキャリーのコラムを愛読しているというゲイのオリバーと出会います。そこで連絡先を教えるためにオリバーが言ったのがこの一言。ここでの “card” は「名刺」という意味です。この “I’ll give you …” はカジュアルな言い方なので、礼儀正しく言う時には、 “Let me give you my card.” という表現を使ってみてください。
ゲイの方が大事な物を分かってるのよ 服とほめ言葉とアレね
シャーロットはゲイクラブで雑誌編集者と出会い、大好きなインテリア雑誌に自宅が取り上げられることに。それに興奮するシャーロットですが、家庭内でうまくいっていないトレイは一緒には喜んでくれません。それよりもゲイの友達のアンソニーの方が喜んでいると話すと、サマンサがこう言いました。
この “more” は、ゲイの男の方がストレートの男より「もっとよく」わかっているという意味で使われています。 “compliment” は「ほめ言葉」、 “cock” は「男性のアレ」という意味です。サマンサらしい、ズバッと言い切る一言ですね。
Trey: No. It is important to you. At least I wanna do this. いいや 君には大事なことだろ 少なくともこれはやりたいんだ
トレイとシャーロットの関係は修復不可能なほど悪化し、トレイは雑誌の撮影でシャーロットと一緒に写真に写りたくないと言っていました。しかし撮影当日、トレイは写真撮影に現れます。その時の2人の会話がこちら。
“you don’t have to.” は、「そうする必要はないのに」「いいのに」という意味でよく使われる表現です。それに対するトレイの答えにある “At least I wanna do this.” は、シャーロットが望んでいる子作りについては協力できないと言ったトレイですが、少なくともこの写真撮影については自分も協力したい、やりたいということです。この “wanna” は want to の省略形で、話し言葉の中でよく使います。
4人それぞれの恋愛が大きく動いたシーズン4。物語はさらにシーズン5へと続いていきます・・・。
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