人を誘う時の英会話
英会話で人を誘う時の表現として覚えておきたいテッパンフレーズは、“Let’s…”、“Do you wanna …?”、“How about …?” の3つです。この3つが、ネイティブ同士の会話の中でも最も使用頻度の高い表現で、カジュアルに友達や同僚、まだ知り合って間もない人を誘う時に使います。
これに加えて、丁寧な表現として “Would you like to …?” を押さえておけば大丈夫です。
他に使われる表現としては、“Shall we …?” や “Why don’t we …?” という言い方もありますが、ここで紹介する例文では冒頭の4パターンを中心に紹介します。この表現を使ったら、あなたも気軽に人を誘えるようになりますよ!
具体的に相手を誘う前に、相手の予定を確認する表現です。tonight(今夜)の部分を、this weekend(今週末)や later(この後)に変えて、様々な時間についての相手の予定を尋ねることができます。
予定を確認するのは上と同じですが、「忙しい?」という聞き方で確認する方法です。これも next Friday night の部分を自由に変えて聞いてみましょう。
他にも、later(この後)を使ってこのような予定の尋ね方の英語表現があります。
では、次は相手の予定を確認した後に具体的に相手を誘う言い方を見ていきましょう。
Do you wanna go to dinner? 夕食に行かない?
How about going to dinner? 夕食に行くのはどう?
Would you like to go to dinner? 夕食に行きたいですか?
「夕食に行こう」と言う4パターンの誘い方です。“Let’s go to dinner.” は、相手にそうしたいか尋ねるのではなく「行こう」と言うやや強い誘い方です。“Do you wanna …?” は「…したいですか?」という意味ですが、誘う時の尋ね方として非常によく使われる表現です。この時は、“Do you want to …?” ではなく省略形の “Do you wanna …?” がよく使われます。親しい間柄で使われるフレーズです。次の “How about …?” が一番相手の意向をオープンに聞いている、やさしい誘い方の表現です。How about の後の動詞は…ing という動名詞形になることを覚えておきましょう。英語では日本語ほど意識する必要はありませんが、目上の人やビジネスの場でのお客様などに対して丁寧な誘い方をしたい時は、“Would you like to …?” という最後の表現がおすすめです。
Do you wanna go for a drink? 1杯飲みに行かない?
How about going for a drink? 1杯飲みに行くのはどう?
Would you like to go for a drink? 1杯飲みに行きたいですか?
上と同じパターンを使って、「1杯飲みに行こう」と誘う時の表現です。仕事の後に使えそうなフレーズですね!drink は、ここでは「アルコール飲料」を指します。日本語と同じように、誘う時は1杯(a drink) 行こうと言いますが、実際には1杯とは限りません。同様の表現で、“Let’s go for a beer.”「ビールを1杯飲みに行こう」という表現もよく聞かれます。家などにいるところから、「飲みに出かけよう」という時は、「出かける」という意味の go out を使って、“Let’s go out for a drink.” という言い方がぴったりです。
1つ前の例文の “Let’s go for a drink.” もそうですが、特定のものを念頭にそれを食べに(飲みに)行こうという場合は、“Let’s go for …”という表現を使います。ハンバーガーのように数えられるものの場合は a が必要です。アイスクリームのように数えられないものの場合はそのままか、some を付けます。日本食のように特定のジャンルの食べ物を食べに行こうという時もこの表現を使います。food は省くことができます。
他のパターンを使うと、Do you wanna go for a hamburger/ice cream/Japanese (food)?、How about going for a hamburger/ice cream/Japanese (food)? という言い方になります。
相手を食事以外の娯楽に誘う時の言い方をテッパン4パターンを使って表しました。映画や買い物などに誘いたい時に使ってみましょう。カラオケは英語で “karaoke” という単語になっているので、そのまま使えますが、発音は英語調で「キャリオーキィ」となります。
「いつか」という意味の sometime を付けることによって、時間や日にちなどを特定せずにあいまいに誘う表現になります。
get together は「何かをするのに集まる」という意味で、日本語の大人が言う「遊ぶ」という感覚に近い表現だと思います。この例文は、具体的に何をしようということも言わず、ただ「今度遊ぼう」と軽く相手を誘う時に使う英語表現です。日本語だと社交辞令と受け取られることが多い言い方ですが、英語ではそう受け取られるとは限られないので、その点はご注意を。
最後に or something を付けることによって、「…か何か」という意味になり、少しあいまいになる表現です。とても便利な表現なので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。