海外ドラマ 『The Hills / ヒルズ』 シーズン5 から、英会話フレーズをピックアップ
「The Hills / ヒルズ」は、MTVが製作し、アメリカで大人気となったリアリティ・ドラマ。脚本どおりのドラマではなく、登場人物の日常をそのまま撮影し、編集してドラマ仕立てにしたものです。
いよいよ今シーズンはローレンが登場する最終シーズン!どんな結末を迎えるのでしょうか!?
※ 内容には、実際の会話表現と一部ストーリーが含まれます。
見る前にストーリーを知りたくないという方は、注意してくださいね。
ローレンの誕生日がもうすぐなので、ハイディはステファニーに何か企画があるのか尋ねます。それに対するステファニーの答えがこれ。
“throw” は「投げる」という意味ですが、「パーティーを開く」という意味で “have a party” や “hold a party” と並んでよく使われる表現です。本人に内緒でドッキリで開くパーティーは “surprise party” (サプライズパーティー) と言います。
ローレンの誕生日会に参加していたところ、彼氏のスペンサーがバーテンダーを口説いていると聞き、動揺するハイディ。すぐにスペンサーに電話をかけ、事の真偽を確かめるためにこう尋ねます。
“flirt with (人)” は、「(人) といちゃつく、口説く」という意味でよく使われる表現です。同様の表現で、”hit on (人)” も「(人)に言い寄る、口説く」という意味でよく使われます。教科書では習わない表現ですが、私の留学時代でも友達との会話の中でよく出てきた表現でした!
兄のスペンサーがバーテンダーを口説いてると元彼から聞いたステファニーが、それをスペンサーの彼女のハイディに伝えたことを非難するスペンサー。
他人(元彼)の言うことを家族(兄である自分)に確認せずに伝えるなんて、家族に対する忠誠心(loyalty) がないと責めると、ステファニーは「でも(バーテンダーを口説いていたというのは)本当のことだったじゃない?」と返します。するとスペンサーは、“That’s not the point.” そういう問題じゃない と言います。それじゃあどういう問題なんでしょう・・・?それはよくわかりませんがとりあえず、この表現は「そういう問題じゃない」「そういうことを言ってるんじゃない」という意味で使える言い方です。
スペンサーとの関係に疲れたハイディは、1人実家のコロラドへ里帰り。そこでの母親との会話の中の一言です。
“It’s good to be home.” は「家は良い」「家は落ち着く」という意味で、同じように “It’s good to be here.” は「ここは落ち着く」「ここに来られてうれしい」という意味になります。久しぶりに実家に帰ったら、“It’s good to be home” 家は落ち着くね と言ってみましょう。
ローレンの紹介で、ローレンのインターン先の面接を受けることになったステファニー。
面接が始まる前に、その様子を見たボスが “Are you OK?” あなた大丈夫? と聞くと、 “I’m really nervous.” すごく緊張しています と答えたステファニー。「ナーバス」は日本でも使われている言葉ですが、英語で「緊張している」と言うのに最も一般的な表現です。
ハイディとステファニーが食事をした時に使われていた表現です。
”should” は「…すべき」という意味を持ちますが、このように疑問文では “Should we … ?” で「…しようか?」という表現になります。「お会計をする」の “get the check” という表現もぜひ覚えておきましょう。食事が終わってそろそろ行こうかとうながす時には、 “Should we get the check?” お会計しようか? を使ってみましょう。
ハイディとステファニーがクラブに行くと、そこにはバーテンダーのステイシーと一緒のスペンサーの姿が。それを見て激怒したハイディのセリフです。
“done” は「終わった、済んだ、完了した」という意味で、このように相手との恋愛関係についても「あなたとは終わり」と言う時には “I’m done.” や “I’m done with you.” あなたとは終わりと言います。
家を訪ねてきたステファニーにオドリーナはこう聞きました。誰か人が自分の家を訪ねてきたら、まずは飲み物をすすめる(飲み物がほしいか尋ねる)のはおそらく、どこの国でも共通したルールですね。英語では、 “Do you want anything to drink?” 何か飲む? という表現や、これを丁寧に言うなら “Would you like anything to drink?” 何か飲まれますか? という表現を使います。ぜひ使ってみましょう!
ブロディたちのハワイへのボーイズ・トリップ(男同士の旅行)に押しかけたローレン、ロー、オドリーナ、ステファニー。サーフィンをするブロディを眺めるオドリーナに、ステファニーが尋ねたセリフがこれ。
“check on …” は「…をチェックする、調べる」という意味ですが、異性を目でチェックするという意味でも使われます。かっこいい男性を見かけたら、女友達に “Check on a cute guy over there.” あそこのかわいい彼見て と言えばOK!
オドリーナと一緒に一夜を過ごした翌朝、ブロディは男友達に向かってこう言います。
「浮気」は英語では “cheating”、「浮気する」は “cheat on A” という表現で、Aには浮気して裏切った相手、つまり彼女(my girlfriend)や妻(my wife)、女性が浮気した場合は彼氏(my boyfriend)や夫(my husband)が入ります。理想としては彼氏には、“I never cheated on my girlfriend.” 浮気したことは一度もない と言ってもらいたいですね。
ハイディの高校時代の元彼とその婚約者がLAに遊びに来たので、ハイディとスペンサーは2人と食事をすることに。スペンサーはテキーラをすすめますが、婚約者はこう言ってウェイターに水を頼みます。
“I’ll just have water.” 水でけっこうです は、レストランで飲み物の注文を聞かれた時に使う一言です。その後に元彼の言った “Water is good for me too.” 僕も水でいい も同じように使える表現です。
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ハワイでのブロディとオドリーナのことを聞いて腹を立てたのがブロディの彼女のジェイド。2人がいるパーティーにオドリーナが今から来ると聞いて不機嫌になるジェイドに、ブロディはこう聞きます。
“matter” は「問題」という意味で、“What’s the matter?” どうした?(何か問題がある?) という意味でよく使われる表現です。同じような意味を持つ表現 “What’s the problem?”、 “What’s wrong?”とあわせて使ってみてくださいね。
家族でイタリア旅行に出かけていたローレン。そのローレン不在の間に、LAでは色々なことが起こります・・・。これは、ローレンがLAに帰ってきて、自宅でオドリーナとローに尋ねた一言です。
自分がいなかった間に何があったかを聞く時には、この表現がぴったり!旅行などでいなかった時の出来事を尋ねるだけでなく、トイレなどで席を外してから帰ってきた時に何の話をしていたか尋ねる時にも使えますよ。“What did I miss?” 何の話してたの?
帰ってきたローレンは、男友達のブロディと2人でディナーに出かけます。そのレストランの前でブロディが言ったのがこれ。直訳すると、ここには今まで来たことがない、つまりここに来るのは初めてだ、となります。
ホイットニーが珍しくローレンと一緒にパーティーに参加した際、ローレンの元恋人ダグが近くのプールに飛び込んでその水しぶきを目一杯浴びたホイットニーの一言。
何か面白いことが起こったり面白いことを聞いた時、日本語で「うける」とか「笑える」と言う感覚で、英語では “That’s funny.” と言う表現を使います。ここではその反対で、「笑えないんだけど」「ぜんぜん面白くないんだけど」という意味で、”That wasn’t funny.” と言っています。“That’s funny.” うける という表現はけっこう使う機会があるので覚えておくと便利です。
LAを訪れている母親とお店にやってきたハイディが注文するセリフです。
日本人にとっては、この “black tea”=紅茶というのがなじまないのではないでしょうか。もちろん、ただの “tea” と言っても紅茶のことになるのですが、様々な種類のお茶を扱っているお店では、”green tea”=緑茶などと並んで、”black tea” と表記してあることが多いです。日本人の感覚からすると、紅茶の紅は赤なので、 “red tea” の方がぴんとくるかもしれません。実は英語でも紅茶のことを “red tea” と言う場合もあります。でも、”black tea” の方がどちらかというと一般的だと思いますので、覚えておきましょう!
ジャスティンとのあいまいな関係をひきずりながらも、オドリーナは新たな男性コリンとのデートを楽しみます。デートの途中でオドリーナはこう言います。
“company” の意味として「会社」というのは多くの人が知っていると思いますが、他にも「友達」や「一緒にいること、同伴」などがあります。この一文では、「一緒にいること」という意味ですね。“I enjoyed your company.” 一緒にいて楽しかったです という表現も使えますよ。
コリンとの2回目のデートで、コリンが最初にオドリーナに言った一言です。
これはもう一日の中の決まり文句と言ってもいいですね。一日の始まりには “How are you?”(調子はどう?)と聞くように、仕事が終わった後は “How was work?”(仕事はどうだった?)と聞きます。同じように、仕事ではなく学校に行っている人には、“How was school?” 学校はどうだった? という決まり文句がありますよ。
前のエピソードでコリンとデートしたオドリーナでしたが、やっぱりジャスティンへの気持ちを断ち切ることはできません。そんなジャスティンについてローレンと話していた時のオドリーナの一言。
この “get” は、”I got it.”(わかったよ)という表現で使われているのと同じ、「わかる、理解する」という意味です。get A で Aのことがわかる、です。
オドリーナのことをもてあそぶジャスティンに対して、オドリーナはこう言います。
この”trust”(信用、信用する)はアメリカの人間関係の中で非常に重要視されているものです。人間関係を築く上で、信用できることがまず大切なんですね。そのため、”I don’t trust you.” と言われることは普通は致命的なはずですが、ジャスティンにはまったくこたえていないようでした・・・。悪い男とわかっていても惹かれてしまう典型的なパターンですね・・・。みなさんは信頼できるステキな人を見つけて、 “I trust you.” あなたを信用してるわ と言ってみてくださいね!
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