海外ドラマ 『The Hills / ヒルズ』 シーズン4 から、英会話フレーズをピックアップ
「The Hills / ヒルズ」は、MTVが製作し、アメリカで大人気となったリアリティ・ドラマ。脚本どおりのドラマではなく、登場人物の日常をそのまま撮影し、編集してドラマ仕立てにしたものです。
オードリナとローの関係や、ローレンの新たなデート相手、オードリナとジャスティンの曖昧な関係など、今シーズンもドラマがいっぱいなのでお見逃しなく!
※ 内容には、実際の会話表現と一部ストーリーが含まれます。
見る前にストーリーを知りたくないという方は、注意してくださいね。
ハイディの姉のホリーがLAに遊びに来てハイディとスペンサーの住む家に泊まることを快く思わないスペンサー。そんなスペンサーに対してハイディが言った一言です。この “nice” には、親切にする、優しくする、礼儀正しくするといった意味が込められています。
~してください、という丁寧な命令文は “Please + 動詞の原形” で表しますが、このように形容詞を使う場合は、 “Please be + 形容詞” という文になります。例えば、静かにしてください、と言う時は “Please be quiet.” となります。
ローレンは親友のローとオドリーナと3人で家を借りて住み始めましたが、性格の違うローとオドリーナの関係はうまくいきません。そのことをオドリーナの誕生日会で友達のフランキーに話すと、彼はこう言いました。
“I had a feeling.” は、そんな気がしていたよ、やっぱりな、という感想を言い表す時に使える表現です。それよりも強い確信を持っていた場合、そうだと思った、と言いたい時は、”I knew it.” という表現を使います。「やっぱりね」と言う時には “I had a feeling.” または “I knew it.” を使ってみましょう。
ステファニーから誕生日パーティーを開くと聞き、ぜひ行きたいわ、と答えたローレン。その後、デート相手を連れて行ってもいい?と聞きます。
“Is it OK if … ?” は、~してもいい?と尋ねる時の表現です。そのあとの “I bring A with me” で、Aが人の場合は、Aを一緒に連れて行く、Aが物の場合は、Aを持っていく、持参するという意味になります。例えばペットと一緒でもいいか聞きたい時は、“Is it OK if I bring my pet with me?” ペットを連れて行ってもいいですか? と聞いてみましょう。
ステファニーの誕生日パーティーでは、ローレンがローと一緒に先に着きます。そこでステファニーが、ローレンのデート相手であるダグ(Doug)に早く会いたいと言う一言です。
~するのが待ち切れない、早く~したい、という意味で、”I can’t wait to …” という表現がよく使われます。会うのを楽しみにしている人に対しては、直接 “I can’t wait to see you!” 早く会いたい! と言うのもOKですよ。
ダグとデートするローレンですが、いまいち盛り上がらない様子。ホイットニーにダグの予定を聞かれた時にローレンが答えたセリフです。
“Who knows?” は直訳すると、誰が知っている?という意味ですが、誰も知らない、わからない、という意味で使います。”I don’t know.” と比べると、まったくわからないし、自分も関心がないというニュアンスが強いように思われます。
ローレンはさらにダグとの関係についてこう言います。この it’s の it は、ローレンとダグとの関係を指します。直訳すると、関係がどこかに行く(=発展する)と思わない、となり、つまり、関係が進展すると思わないという意味になります。関係がうまく進まない、進展しないという表現には、“Our relationship isn’t going anywhere.” 私たちの関係はどこにも進んでいない を使ってみましょう。
ブロディの誕生日を祝いに、友達みんなでダグのプライベートジェットに乗ってラスベガスへ。しかしその飛行機の中にオドリーナとジャスティンの姿はなし。ステファニーがローレンにその理由を尋ねると、ローレンはこう答えました。
日本語ではこのような時に「話すと長くなる」という言い方をしますが、この英語表現は “It’s a long story.” (直訳すると、それは長い話です)となります。長い説明を省きたい時や、あらかじめ長くなることを伝えたい時は、“It’s a long story.” 話すと長くなるよ という表現をぜひ使ってみてくださいね。
ハイディの姉ホリーは、LAに引っ越してくることを決意し、ハイディたちの家に居候し始めます。家で留守番するホリーに対して、ハイディが家を出るときに言った一言。直訳すると、もし何か必要だったら電話して、ですが、ニュアンスとしては、何かあったら電話して、というカジュアルでとてもよく使う表現です。ぜひ覚えて使ってみましょう。
ローとオドリーナの関係がうまくいかないことが原因となり、もともと仲のよかったローレンとオドリーナの関係も悪化してしまいます。そこで、その問題を話し合いによって解決しようとします。
そこで使われていたのがこの表現。アメリカでは問題があると、”talk”、つまり話し合いによって解決しようとする姿勢が常に見られます。そこでよく使われるのがこの “We need to talk.” というフレーズです。私たちは話す必要がある、という意味ですが、この時の talk はただのおしゃべりではなく、問題についての話し合いという意味です。
誰かと気まずくなって話し合いたい時は、“We need to talk.” 話をしよう と提案してみましょう。
オドリーナとの話し合いの中で、ローレンはオドリーナにこう言います。
“All I want is …” で、私が欲しいすべては…、つまり、私が欲しいのは…だけ、という表現です。映画などではよく決めぜりふとして “All I want is you.” 私が欲しいのはあなただけ なんて表現が使われています。あなたも誰かに使ってみては!?
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オドリーナとの関係が前よりもよくなったことをローレンが告げた時のホイットニーの一言です。”It’s good to hear.” とも “That’s good to hear.” とも言います。人から何かよい知らせを聞いた時は、この決まり文句 “It’s good to hear.” それはよかったね を使ってみてくださいね。
LAに引っ越してきたハイディの姉ホリーが、ローレンと会った時に言った表現です。
“I’ve been meaning to …” は、ずっと…しようと思っていた、という意味で使われる口語表現です。
この “mean” は、~するつもりである、という意味で、”I meant to …” という過去形では、~するつもりだった、となります。これを現在完了の進行形 “I’ve been meaning to …” にすることによって、ずっと~するつもりだったという意味になります。ホリーの場合は、これにさらに “forever” (ずっと) という単語をつけて、さらに強調しています。
何か言い出しにくかったことを切り出す時には、“I’ve been meaning to tell you.” ずっと言おうと思ってたの というフレーズを使ってみて。
家族でイタリア旅行に出かけていたローレン。そのローレン不在の間に、LAでは色々なことが起こります・・・。これは、ローレンがLAに帰ってきて、自宅でオドリーナとローに尋ねた一言です。
自分がいなかった間に何があったかを聞く時には、この表現がぴったり!旅行などでいなかった時の出来事を尋ねるだけでなく、トイレなどで席を外してから帰ってきた時に何の話をしていたか尋ねる時にも使えますよ。“What did I miss?” 何の話してたの?
帰ってきたローレンは、男友達のブロディと2人でディナーに出かけます。そのレストランの前でブロディが言ったのがこれ。直訳すると、ここには今まで来たことがない、つまりここに来るのは初めてだ、となります。
ホイットニーが珍しくローレンと一緒にパーティーに参加した際、ローレンの元恋人ダグが近くのプールに飛び込んでその水しぶきを目一杯浴びたホイットニーの一言。
何か面白いことが起こったり面白いことを聞いた時、日本語で「うける」とか「笑える」と言う感覚で、英語では “That’s funny.” と言う表現を使います。ここではその反対で、「笑えないんだけど」「ぜんぜん面白くないんだけど」という意味で、”That wasn’t funny.” と言っています。“That’s funny.” うける という表現はけっこう使う機会があるので覚えておくと便利です。
LAを訪れている母親とお店にやってきたハイディが注文するセリフです。
日本人にとっては、この “black tea”=紅茶というのがなじまないのではないでしょうか。もちろん、ただの “tea” と言っても紅茶のことになるのですが、様々な種類のお茶を扱っているお店では、”green tea”=緑茶などと並んで、”black tea” と表記してあることが多いです。日本人の感覚からすると、紅茶の紅は赤なので、 “red tea” の方がぴんとくるかもしれません。実は英語でも紅茶のことを “red tea” と言う場合もあります。でも、”black tea” の方がどちらかというと一般的だと思いますので、覚えておきましょう!
ジャスティンとのあいまいな関係をひきずりながらも、オドリーナは新たな男性コリンとのデートを楽しみます。デートの途中でオドリーナはこう言います。
“company” の意味として「会社」というのは多くの人が知っていると思いますが、他にも「友達」や「一緒にいること、同伴」などがあります。この一文では、「一緒にいること」という意味ですね。“I enjoyed your company.” 一緒にいて楽しかったです という表現も使えますよ。
コリンとの2回目のデートで、コリンが最初にオドリーナに言った一言です。
これはもう一日の中の決まり文句と言ってもいいですね。一日の始まりには “How are you?”(調子はどう?)と聞くように、仕事が終わった後は “How was work?”(仕事はどうだった?)と聞きます。同じように、仕事ではなく学校に行っている人には、“How was school?” 学校はどうだった? という決まり文句がありますよ。
前のエピソードでコリンとデートしたオドリーナでしたが、やっぱりジャスティンへの気持ちを断ち切ることはできません。そんなジャスティンについてローレンと話していた時のオドリーナの一言。
この “get” は、”I got it.”(わかったよ)という表現で使われているのと同じ、「わかる、理解する」という意味です。get A で Aのことがわかる、です。
オドリーナのことをもてあそぶジャスティンに対して、オドリーナはこう言います。
この”trust”(信用、信用する)はアメリカの人間関係の中で非常に重要視されているものです。人間関係を築く上で、信用できることがまず大切なんですね。そのため、”I don’t trust you.” と言われることは普通は致命的なはずですが、ジャスティンにはまったくこたえていないようでした・・・。悪い男とわかっていても惹かれてしまう典型的なパターンですね・・・。みなさんは信頼できるステキな人を見つけて、 “I trust you.” あなたを信用してるわ と言ってみてくださいね!
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