感謝の気持ちを伝える時の英会話

「ありがとう」「感謝しています」のさまざまな言い方、フレーズを学びましょう。
もちろん、シンプルな “Thank you.” でも伝わりますが、英語らしい(日本語で言うと少し大げさな)感謝の伝え方を知っていると、ここぞという時により感謝の気持ちを表現できるようになります。ビジネスで英語を使う人は、“I appreciate it.” は必ず覚えておきたいですね。色々な表現を覚えて、しっかりお礼を伝えられるようになりましょう。

Thank you.    ありがとう

感謝の気持ちを伝える時の最も一般的な表現です。言い方(声のトーンや速さ)次第で、この一言でもバリエーションをつけることができますね。
よりていねいに「どうもありがとう」と言いたい場合は、very much や so much を後ろにつけて、“Thank you very much.” “Thank you so much.” と言います。

Thanks.    ありがとう

“Thank you.” よりも軽い、カジュアルな表現です。日本語だと「ありがと」と言う感じに近いでしょうか。
Thanks を使って「どうもありがとう」と言いたい場合は、a lot をつけて、“Thanks a lot.” と言います。他には、“Thanks a million.” という表現もあります。million は「100万」という意味なので、これも「100万回ありがとう=どうもありがとう」という意味になります。
下で紹介する例文も、Thank you の部分を Thanks に変えることによって、カジュアルな表現に言い換えることができます。

Thank you for your kindness.    ご親切にありがとう

「…をありがとう」と、感謝の対象(理由)を述べる時は、“Thank you for …” と言います。
この例文では、your kindness (あなたの親切) をありがとう、つまり「ご親切にありがとう」となります。
同じような表現として、“Thank you for your help.” 「助けてくれてありがとう」という表現もよく使われます。他にはプレゼントをもらったり、夕食をごちそうになったりした時に、“Thank you for the nice present.” 「素敵なプレゼントをありがとう」、“Thank you for the nice dinner.” 「素敵な夕食をありがとう」と言うことができます。

Thank you for coming.    来てくれてありがとう

Thank you for … の for の後は名詞がくる必要があるので、「…してくれてありがとう」と動詞を使って表現したい場合は、動詞をing形にする必要があります。
大坂なおみ選手は勝利スピーチで、“Thank you for believing in me.”(私のことを信じてくれてありがとう)という言葉で感謝を伝えていました。

Thank you for everything.    いろいろありがとう

同じ “Thank you for …” を使って、相手がしてくれた様々なことをひっくるめてお礼を言いたい時に使える表現です。旅行先などで友達の家に泊めてもらい、お世話になった後には、この表現がぴったりです。
同じ意味で少しあらたまった言い方として、“Thank you for all you’ve done.” 「あなたがしてくれたすべてのことに感謝します」という表現もあります。

I appreciate it.    感謝します / 助かります

Thank you というフレーズを使わない感謝の気持ちを伝える表現として意外に知られていないのが、この appreciate という「感謝する」という意味の動詞を使った表現です。
appreciate は thank のフォーマルな表現なので、ビジネスの場やあらたまった場面で使うと効果的です。また、“Thank you. I appreciate it.” というように組み合わせて使われることもあります。
会話では、すでにしてもらったことではなく、相手がこれからしてくれることに対して「ありがとう」「感謝します」と言う場面でも使われます。例えば、“I’ll tell my boss your offer.” 「あなたの提案を私の上司に伝えます」 “I appreciate it.” 「感謝します」といった伝え方ができます。
強調したい場合は、“I really appreciate it.” 「本当に感謝しています」という表現が使われます。

I’m very grateful.    とても感謝しています

これも Thank you というフレーズを使わずに「感謝する、感謝している」という意味の形容詞、grateful を使った感謝を表す英語表現です。
感謝の気持ちを強調したい場合、例文で使われている very 以外にも、so(とても)、really(本当に)、deeply(深く)、truly(本当に)、most(この上なく)といった単語を使って強い感謝の気持ちを表してみましょう。

I can’t thank you enough.    感謝のしようもありません

thank you というフレーズを使った少し遠まわしな表現で、直訳では「十分に感謝できません」、つまり「感謝のしようもありません」という意味になります。
同じような表現として、“I don’t know how to thank you.” 「なんとお礼を言ったらよいものか」という言い方もあります。これは直訳だと「どうやって感謝すればよいかわかりません」で、「感謝してもしきれない」という意味になります。

Thanks to you, I could finish it on time.    おかげで時間通りに終わらせることができました

文頭に “Thanks to you,” とつけることで、「あなたのおかげで」という意味になります。「おかげで・・・することができました」と感謝する時に使える表現です。
似た表現方法で、「あなたの・・・のおかげで」ともう少し具体的に言いたい場合は、“Thanks to your …” という表現を使って、“Thanks to your support,” 「あなたのサポートのおかげで」や、“Thanks to your hard work,” 「あなたのハードワークのおかげで(あなたが頑張ってくれたおかげで)」という表現もできます。

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