海外ドラマ 『The Hills / ヒルズ』 シーズン2 から、英会話フレーズをピックアップ
「The Hills / ヒルズ」は、MTVが製作し、アメリカで大人気となったリアリティ・ドラマ。脚本どおりのドラマではなく、登場人物の日常をそのまま撮影し、編集してドラマ仕立てにしたものです。
シーズン2でも引き続き、ローレンのVOGUEでのインターンシップや新たな恋模様など、LAガールズたちのリアルな日常を見ることができます。
※ 内容には、実際の会話表現と一部ストーリーが含まれます。
見る前にストーリーを知りたくないという方は、注意してくださいね。
夏休み明けのティーン・ボーグ (teen VOGUE)で、ホイットニーがローレンに尋ねた一言です。
“How was your ~?” は、~はどうだった?と相手の様子を尋ねるのに便利な表現です。月曜日に会った人には、“How was your weekend?” 週末はどうだった?と聞いてみましょう。
ローレンが、自分の夏休みは良くなかったと言ったのに対するホイットニーの一言がこちら。
“I’m sorry.” は、ごめんなさい、と謝る時に使う表現ですが、このように「残念ね」という気持ちを表す時にも使います。
同じ表現方法として、“I’m sorry to hear that.” それを聞いて残念です というものがあります。残念なニュースを聞いた時はこの表現を使ってみてくださいね。
ローレンがジェイソンと別れたので、ハイディは自分の彼のスペンサーの親友、ブロディにローレンの電話番号を渡し、二人がデートするようにセットします。そして、ローレンがファッションショーの準備中に、電話がかかってきます。相手が誰かわからず、ローレンが尋ねた時の表現がこれ。
電話がかかってきてその相手がわからない場合は、この英語表現 “Who is this?” と尋ねてみましょう。
ブロディから誘われ、初めてのデートに出かけたローレン。ちなみに、初めて会う人とデートすること(日本で言う合コンの1対1バージョンですね)は、英語で “blind date” (ブラインド・デート) と呼ばれます。
さて、そのディナーデートでは早速ローレンの容姿をほめるブロディ。日本では、あまり直接的に相手をほめることはない(特に初対面のデートでは)と思いますが、男性が女性をほめるのはアメリカではごく当たり前のこと!(そんなほめ攻撃に、よって、海外に行った日本人女性が外国人にくらっときちゃうことも多いのでは!?)もちろん、そんなほめ台詞をさらっと言える男性とそうではない男性の個人差はあると思いますが、このブロディはかなりストレートに言えるタイプです。そのルックスもあいまって、もちろん女性にもてるタイプですね。そんなブロディがローレンに言った一言がこれ。
“I’m glad that …” で、…(that以下)で私はうれしい、という構文の、thatが省略されている形です。あなたが来てくれてうれしいよ、というシンプルな一言ですが、このストレートさが自分の気持ちを表すのに効果的な一文とも言えますね。
ハイディのバースデーパーティーは、クラブで友達を集めて行われました。そこでブロディが言っていたのがこの一言。これから起こる近い未来のことを話す時にも、このように現在進行形が使われます。直訳すると「今夜私たちは何を飲みますか?」という意味ですが、ニュアンスとしては「一緒に何を飲む?」といった感じでしょうか。
オドリーナ、ホイットニーとのランチで最近の恋愛事情について聞かれ、答えるローレンのセリフです。”relationship” は、関係という意味ですが、ここでは恋愛関係を表しています。”for a while” はしばらくの間という意味で、「しばらくの間恋愛関係は欲しくないわ」という意味になります。不特定の人とデートをするのはいいけれど、誰か決まった人と恋人になる、恋愛関係を築くつもりはない、ということですね。ブロディといい雰囲気になっているローレンですが、ブロディと付き合うことに関しては、あまり積極的ではないようです。
しばらく恋愛はいい!と思っている時は、この他に“I don’t want a boyfriend for a while.” 当分の間彼氏はいらないわ なんていう表現はどうでしょう。
スペンサーのことをめぐってけんか状態にあったオドリーナとハイディでしたが、二人で一度会って話すことに。そのことをハイディがスペンサーに言うと、スペンサーは相手は何を考えているかわからないから気をつけた方がいいと言います。それに対してハイディはこう言いました。
“make up with ~(人)”は、~と仲直りするという意味です。”I feel like …” は、…のように感じるという意味なので、「彼女は私と仲直りしようとしているように感じるの」という意味になります。”make up with ~” はよく使われる英熟語なので、ぜひ覚えておいてくださいね。例えば、以下のようにも使えます。“I want to make up with you.” あなたと仲直りしたいの
ハイディの職場の同僚のマックスがハイディの服装について注意したことに腹を立て、偶然遭遇したマックスに突っかかったスペンサー。マックスが冷静に立ち去ったことでけんかにはならずにすみました。ハイディの元に帰ってきたスペンサーが、そこにいた同じく同僚のエロディに言ったのがこの言葉。
現代のアメリカのドラマや映画を見ていると、この “jerk” (ジャーク) という単語はしばしば出てきます。その意味は、男性を指して「嫌な奴」です。かなり強い「嫌な奴」という意味なので、気軽に使うのは気をつけましょう。自分の好き嫌いという感情よりも、その人の性格や言動などがひどいので「嫌な奴」と指すのに使います。本当に嫌な男性について話す時には、“He is such a jerk.” 彼って本当に最低な奴 と言ってみましょう!
ローレンとホイットニーがインターンとして働くティーン・ヴォーグに、ニューヨークから優秀なインターンがやってくることに。2人で、ニューヨークからのインターンがどんなだろうと会話している時のセリフがこれ。
“wonder” は「~かどうかと思う」という意味で、「~かな、~かしら」と言いたい時に使える表現です。 “what A is like” は、「Aがどんな感じか」という表現です。
例えば、“I wonder what the new restaurant is like.”  あの新しいレストランってどんな感じかな というように使えますよ!
けんか中のスペンサーから職場にかかってきた電話に出たハイディ。どうして小さな声で話すのかと聞かれ、こう答えます。
“I’m at …” で「…にいる」という表現なので、 “I’m at work.” は、職場にいる、つまり仕事中、という意味です。同様に、例えば家にいる場合は、”I’m at home.”、友達の家にいる場合は、”I’m at my friend’s house.” といった言い方ができます。
スペンサーにもう1度チャンスをあげることにしたの
スペンサーが他の女の子といちゃついていたことで大喧嘩をしたスペンサーとハイディでしたが、ハイディは結局スペンサーを許すことに。そのことをローレンに告げた時のセリフがこれです。
「もう1度チャンスをあげる」とい言う時の「もう1度のチャンス」は、「もう1つの、別の」という意味を持つ “another” を使って “another chance” と表すことを覚えておきましょう。これと同じ意味で、”one more chance” という言い方もあります。
ハイディとスペンサーの交際に反対するローレンとハイディの関係がぎくしゃくし始めます。そんな状況をローレンが男友達のブロディに話している中で、ローレンがこう言います。
“choose A over B” は、「BよりもAを取る(選択する)」という意味です。”never” は「決して~ない」という強い否定の表現ですが、この後ろにさらに “ever” を付けて、より強調した形にしています。「絶対に~しない」と強く言いたい時は、この never ever の表現を使ってみましょう。
例えば、“I would never ever forget you.” 決してあなたのことを忘れないわ という感じですね。
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スペンサーが原因でハイディと気まずい状態が続くローレン。そんなローレンに対してハイディとの関係を尋ねたオドリーナの一言です。
人の関係について尋ねる時は、この “What’s going on with A and B?” という表現を使います。この表現は、普通の友達や家族の間の関係を聞く時にも使いますが、男女の関係を聞く時にも使います。
例えば2人の関係について噂話をするなら、“What’s going on with Emily and Mark? They seem to be always together these days.” エミリーとマークの間はどうなってるのかしら?最近いつも一緒にいるみたい と言ってみましょう。
親友ジェンの誕生日パーティーで、ローレンが前にデートしたブロディにジェンがちょっかいを出し、今度はローレンとジェンの友情に亀裂が入ります。ハイディとジェンという2人の親友との友情を失ったローレンについてオドリーナがこう言いました。
“feel bad for A” は、「Aを気の毒に思う、かわいそうに思う、Aに同情する」という意味です。”I feel bad.” とだけ言うと、「気分が悪い」や「(自分が)後悔する」という意味にもなるので、注意してくださいね。
何か友達がかわいそうな目にあっていたら、ぜひこの表現、“I feel bad for you.” かわいそうに を使ってみてくださいね。
ホイットニーの妹、ジェイドがティーン・ヴォーグの撮影オーディションを受けることに。リサとのインタビューを終えてホイットニーとローレンの元に帰ってきた時のジェイドのセリフです。
“Guess what?” は、「何だと思う?」「聞いてよ」という意味の決まり文句で、自分の話を聞いてほしい時に使えます。ここで忘れてはならないのは、こう人から言われた時には “What?” 「何?」と言って、相手の話をうながすこと! “Guess what?” と言ったのに相手が何も答えてくれないと、話を続けられませんからね。
オドリーナに誘われ、男女2対2のディナーに出かけることになったローレン。そのディナーに行くまでのオドリーナとの会話でのセリフです。
まず wanna は want to の省略形でしたね。wanna = ワナ と発音します。”prince charming” は、「王子様、理想の素敵な男性」という決まり文句です。”prince charming” の前には、「自分の/あなたの(王子様)」という意味になるように my や your をつけてください。みんな自分だけの王子様が欲しいのですから、”a prince charming” (ある王子様)では嫌ですよね。
例えば、理想の男性との出会いを待ってばかりいる女友達には、“Are you still waiting for your prince charming?” まだ白馬の王子様を待ってるの なんて言ってみては?
New Year’s Eve (大晦日)は、友達と集まって騒ぎながらカウントダウン・パーティーをするのがアメリカでの過ごし方です。家族と過ごすものとされる日本とは反対ですね。その大晦日の過ごし方について話すハイディとスペンサーですが、ハイディが2人きりのディナーの後はクラブでローレンたちと会うと言うと、ローレンを嫌いなスペンサーは反対します。それでもハイディはこう言ってスペンサーを説得します。
mean は「意味する」という意味の他に「重要性を持つ、大事である」という意味もあり、”mean a lot to A” で「Aにとって重要な意味を持つ、Aにとって大事である」という表現になります。
大晦日の日、ローレン、ハイディ、オドリーナの3人で美容院に行き、髪をセットしてもらっている時のハイディの一言です。
“New Year’s resolution” は「新年の抱負」という意味です。使う機会は多くない単語ですが、ぜひ1月にはこれを使って会話してみてくださいね。
前のエピソードでローレンが好きだったブロディにちょっかいを出してローレンから絶縁された元親友のジェン。そのジェンはなんとかローレンと仲直りしようとローレンの家までやってきます。「話したいことがあるなら話せば」とローレンから言われてまず切り出したのがこの一言です。
“hurt” は、肉体的にも、感情的にも「傷つける」という意味です。また、ここの “mean” は「~するつもりである」という意味です。何か相手を傷つけるような悪いことをした時に “I didn’t mean to hurt you.” 「あなたを傷つけるつもりじゃなかったの」というのは決まり文句としてよく使われます。このセリフは “really”(本当に)や強い否定の “never” という表現を使って強調した言い方になっています。
上の続きでローレンと話をしているジェンのセリフです。
このセリフでわかるように、これは「正直に話すわ」という表現でも、「話す」という意味の単語を使わない言い方です。”be honest with you” は直訳すると「あなたに対して正直でいる」ですが、日本語のニュアンスとしては「あなたには正直に何でも話す」という感覚です。ここではジェンは “perfectly”(完全に)という単語をつけて、また強調した言い方にしていますね。”be honest with” の使い方ですが、例えば人から正直な意見が欲しい時や嘘をつかずに正直に話して欲しい時に、“Be honest with me.” 正直に言って という表現が使えます。
ローレンと一緒にインターンとしてティーン・ヴォーグで働いてきたホイットニーでしたが、大学の卒業を控え、今後のキャリアについてボスのリサに相談します。その相談をしようとリサに時間をもらえるか聞く時のセリフがこちら。
「時間がありますか?」は “Do you have time?” という表現がありますか、この時間を「少しの時間」と言いたい場合は time の代わりに “a minute” や “a second” を使います。「話せますか?」と言いたい時、直訳で考えると “Can I talk to you?” も良さそうですが、これは上の人が下の人に言う時や、話せるのが当然という時に使うストレートな表現なので、目上の人に対して使うのは避けましょう。それよりは、”Do you have time to talk?” の方がニュートラルな表現なのでベターです。
朝の番組に生中継でモデルとして出演するという大役を任されたホイットニー。しかし本番で滑って転びそうになってしまうというミスをしてしまいます。そのことについて後日リサと話したホイットニーは、「よくやってくれたわ」と褒められたことに対してこう答えます。
“disappoint” は「(人を)失望させる、がっかりさせる」という意味です。アメリカではよく人を褒める時に “I’m pround of you.”(あなたを誇りに思うわ)という表現を使いますが、その反対は “I’m disappointed at you.”(あなたにはがっかりしたわ)という表現がよく使われます。
ハイディは同棲を急かすスペンサーに待って欲しいと言い続けていましたが、スペンサーにサプライズで新居を見せられ、ついにOKします。そのことをローレンに告げた時のローレンの質問がこちら。
“move out” は「引越し」という意味ですが、英語の場合は、出て行く引越しは”move out”、越してくる引越しは “move in” と言葉を使い分けるので注意しましょう。この場合はハイディが出て行く日を聞いているので “move out” という表現を使っていますね。
新しく引っ越してきた人に対しては、“When did you move in?” いつ引っ越してきたの? と聞けばOKですよ。
ついにスペンサーと同棲を始めたハイディが、そのことを職場の同僚に告げた一言です。
上で説明したように “move in” は「引っ越してくる」という表現ですが、”move in with A” で、「Aの所に引っ越してくる」、Aが恋人の場合は「Aと同棲する」という意味になります。
例えば、“I moved in with my boyfriend last month.” 先月、彼氏の所に引っ越したの(彼氏と同棲を始めたの) というように使えます。
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