海外ドラマ 『The Hills / ヒルズ』 シーズン1 から英語表現・英会話フレーズをピックアップ (1)
「The Hills / ヒルズ ~カリフォルニア・ガールのライフ・スタイル~」は、MTVが製作し、アメリカで大人気となったリアリティ・ドラマ。脚本があるドラマではなく、登場人物の日常をそのまま撮影し、編集してドラマ仕立てにしたものです。
ヒルズの登場人物とストーリーの紹介はこちら。
ここでは、シーズン1 エピソード1~5の中から、LAガールズたちが日常で使っている英語表現・英会話をピックアップして紹介、解説しています。
シーズン1の第1話(エピソード1)はABEMAで無料公開中
※ 内容には、実際の会話表現と一部ストーリーが含まれます。
見る前にストーリーを知りたくないという方は、注意してくださいね。
オドリーナが、初めて会ったローレンがインターンシップのインタビューを受けてきたのを聞いて言った一言です。get it の it は、インターンシップ(internship)のことです。
この “I’m sure …”(きっと...よ) という表現が、とっても英語/アメリカっぽい表現だなーと思って取り上げました。これが日本なら、せいぜい「受かるといいね」くらいで、「きっと受かるよ」なんて初対面の人に向かって言いませんよね!一方アメリカでは、よく知らない相手に対しても、このようなポジティブなコメントを軽い感じですることもけっこうよく見られます普通のことです。
他には例えば、“I’m sure you can do it!”(あなたならきっとできるわよ!)なんていう表現も、よく聞きます。
ハイディに頼まれたことから、ボスに内緒でしぶしぶ彼らをパーティーに忍び込ませたローレン。ぴりぴりしているローレンに向かって、友達の1人が言ったのがこの一言。
stressed out は、「ストレスが溜まっている、ストレスで疲れている」という意味です。仕事などで疲れている人に向かっては、“Are you OK? You look stressed out.”(あなた大丈夫?疲れてるみたいだけど)と声をかけてみるといいでしょう。
オドリーナの仕事場へ電話して、いきなりこう切り出したハイディ。
be interested in … は「・・・に興味がある」という意味ですが、人に対する興味・関心を表す時にもこの表現が使えます。
気になる人ができたら、 “I’m sort of interested in him/her.”(ちょっと彼/彼女に興味があるんだよね)と言ってみましょう。「ちょっと」という意味は、sort of の他に kind of でも表せます。
ハイディからブライアンのことが好きかどうか聞かれて、オドリーナはこう答えます。
“He is really sweet.”ではなく、“He seems really sweet.” と言っているので、「彼はとても素敵な人だ」と断定しているのではなく、「彼はとても素敵な人みたい」という予測・予想を表わしています。知り合ったばかりなのでまだよくわからないけど、素敵そうだということですね。
このように、例えばメールやメッセージだけでやり取りしている人のことを話す場合は、“He seems really sweet, but I’m not sure until I actually see him.”(彼はとても素敵そうだけど、実際に会ってみるまではわからないわ) と言ったりできます。
sweet は「甘い」という意味なので、人を形容するのに使うと、「優しい、素敵」という意味になります。優しい人を形容する時には、sweet や sweet person という表現をぜひ使ってみましょう。
ローレンがNY出張から戻ると、ジェイソンから留守電にメッセージが入っていました。そのメッセージの中でローレンを誘っていたのがこの一文。
「会って近況報告でもしよう」というのがニュアンス的にぴったりくる日本語ですが、英語をそのまま訳すと、「一緒にぶらぶらしたかったら、お互い近況報告できるな」といった感じでしょうか。hang out は日本語の「遊ぶ」(子どもの「遊ぶ」ではなく、大人の使う「遊ぶ」)という表現にあたる言葉です。例えば、週末に何をしているか聞かれた時は、“I usually hang out with my friends.”(だいたい友達と遊びます)というように使うことができます。
これも留守電メッセージの中のジェイソンの言葉です。「電話して」と誰かに言う時には、“Call me.” というフレーズも使われますが、直接的で命令っぽいニュアンスが出るので、“Give me a call.” の方がナチュラルな響きです。ぜひ使ってみてください!
ジェイソンと別れた経緯をホイットニーに説明している時のローレンの一言です。
feeling という単語は「気持ち」や「好意」という意味で使われます。have feelings で「気持ちがある」=「好き」という意味になります。ただ、日本語と同じで「好き」というよりも「気持ちがある」というやや消極的、間接的な表現になります。
別れた恋人のことばかり話している友人には、“Do you still have feelings for him/her?”(まだ彼/彼女のことが好きなの?)と聞いてみましょう。
ローレンとジェイソンが再会してジェイソンが初めに言ったのがこの一言。
これはもうシンプルに決まり文句として覚えて使ってください!「久しぶり」という意味で使われる、お決まりの一言です。あくまでも友達などに向けたカジュアルな表現なので、ビジネスの場では使わないようにしてくださいね。
夢の仕事に就いたはずのハイディでしたが、現実は甘くなく・・・。下っ端の仕事ばかりやらされることに不満を募らせ、ボーイフレンドのジョーダンに電話してこう言います。
any more は「これ以上、もう」という意味なので、“I can’t do this any more.” は「これ以上できない」=「もう無理」という意味になります。this は、今していることや置かれている状況など、無理だと思っていること・状態を表します。
働き過ぎている人にはこんな例文を。“I have to work for 12 hours everyday. I can’t do this any more.”(毎日12時間働かなきゃいけないの。もう無理だわ。)
ジェイソンのバースデーパーティーに仕事を置いて駆けつけたにもかかわらず、ローレンの隣にジェイソンは座らず、他の友達と話してばかり。ローレンはもちろん不機嫌になりますが、こう言います。
「けんか」の英語は fight を使います。この単語の意味は、「(名詞)けんか」「(動詞)けんかをする」です。「ひどいけんか」つまり「大きなけんか」をした時は、こんな言い方をします。“We had a big fight last night.”(私たち昨晩すごいけんかをしたの。)