海外ドラマ 『Sex and the City / セックス・アンド・ザ・シティ』 シーズン1 から、英会話フレーズをピックアップ
恋愛やセックスなどに関する独身女性の本音を赤裸々に描いた超人気ドラマシリーズ「Sex and the City / セックス・アンド・ザ・シティ」のシーズン1から英会話表現を集めました。
※ 内容には、実際の会話表現と一部ストーリーが含まれます。
見る前にストーリーを知りたくないという方は、注意してくださいね。
Season1 1. SEX AND THE CITY | NYセックス事情
新聞にセックス・アンド・ザ・シティ (Sex and the City) というコラムを書いているキャリー。
「女は男のように体のだけのセックスをできるか?」という問いに答えるため、実験的な体験をしてみることに。
ある男性が、パーティーで女性に話しかけた一言。これぞ常套句!という誘い文句ですね。
それに対して女性も、“I think perhaps I have met you somewhere before.” (私も、あなたに前にどこかで会ったかもしれないって思うわ)と好意的に応じています。
他にも、“Do I know you?” など、初対面なのに「知っている」「会ったことがある」というのは、相手とお近づきになりたいという心の表れのようですね。
ちなみに、このシーンに出てくるような「一目ぼれ」を “love at first sight” と言います。
過去に何度も間違いを犯したことのある相手とレストランで偶然遭遇し、なんとその男に自ら話しかけに行ったキャリーに、親友でゲイのスタンフォードが言った一言。
その後に言った “What the hell do you think you’re doing?” (一体何やってんの?)は、“What do you think you’re doing?”(自分が何やってるかわかってるの?)という、相手の行動を疑問視/非難する表現に”the hell”をつけて、「一体全体」というニュアンスを加えています。
使い方は、“What the hell is this?”(一体なんだこれは?)といったところ。ただし、非常にきつくて下品な表現でもあるので、使う場所は選びましょうね。
知り合ったばかりの男性(Mr.Big)に、コラムの話をしていたところキャリーが言われた言葉。
いきなりこんなことを言われて、キャリーも “Oh, yeah?” (そう?)としか返すことができません。
それをさらに、“Yeah.” とたたみかけるBig。まったく、この余裕っぷりが憎らしいというか・・・。
Season1 2. MODELS AND MORTALS | モデルにハマる男たち
NYの男たちにとって、モデルは雑誌の中だけの存在ではないのです。なぜなら、彼女たちは実際にNYに住んでいるから!今回は、そんなモデルとばかり付き合う”modelizer”(モデルおたく)に焦点を当てます。
モデルみたいだって言われるけど、私は仕事してるわ
女4人で集まった夜、モデルについて話している中で、PR会社を経営するサマンサが言った一言。
いつも自信たっぷりな彼女らしいセリフです。
この “living”(名詞:生活)という単語には、「生活費」というニュアンスが含まれます。
モデルも美人も得よね。不公平よ。
これは、弁護士(lawyer)として働く皮肉屋、ミランダの意見。
その後ミランダは “It makes me wanna puke.”(ムカつく)と続けています。“puke” は「吐く」という意味で、むかつきを表す時に使われる単語です。
誰しもこんな思いを抱いたことはあるんじゃないでしょうか・・・?
結局は、一緒にいて楽しい女性がいいよ。
Mr.Bigにモデルおたくについて話した後日、彼がやってきてキャリーに言う言葉。
この “you” は「あなた」ではなく、一般的な人を指しています。
また、“the one that makes you laugh” はよく使われる表現で、「笑わせてくれる人」=「一緒にいて楽しい人」という意味ですね。これに対してはキャリーも笑顔でうなずいていました。
Season1 3. BAY OF MARRIED PIGS | シングルでなぜ悪い!?
独身女性は既婚女性の敵なのか? キャリーたち30代独身女性は、既婚女性からは敵視され、社会からは信用されていないと感じます。独身女性のいったい何が悪いのか!?
独身に対する同情の目で見られたことない?
4人で既婚女性について話している時、「結婚した女性は、自分の夫と浮気する可能性のある独身女性を嫌っている」と言うサマンサに、「あるいは哀れんでいる」と言うミランダ。4人の中で最もロマンチストで結婚願望の強いシャーロットが否定すると、ミランダが言った一言がこれ。
キャリーは “I hate those.”(それ大っ嫌い) と言い、シャーロットも “OK, yes, I have.”(そうね、あるわ) と認めています。
この “Are you telling me…?” は、「あなた・・・・だって言ってるの?」という直訳でも伝わるとおり、相手の発言を確認しながら否定/非難する言い方ですね。
結婚すると、何でも夫婦単位になるの
結婚した女性についての、あの女性の意見。日本語ではあまり主語が気になることはありませんが、結婚した女性たちの “we”(私たち、つまり「私と夫」)という話し方は、独身女性にとって我慢ならないもののようです。
日本語では、「うちの・・・」という言い方でしょうか?
Season1 5. THE POWER OF FEMALE SEX | 女の魅力こそが武器
女は自分の魅力を武器にしていいものか?女としての魅力を武器にリッチな彼氏を捕まえてゴージャスな生活を送るアマリータと、彼女を通じて出会った男性に、キャリーは悩むことになります。
NYで話題のレストランで、席に着くのに45分も待たされて怒り心頭のサマンサの一言。
そんな彼女に対してキャリーは “Who we are?”(私たち何様だっけ?)
このシーンで表れているように、“who”を使った表現では、単純に「誰」というのではなく、「何様」というニュアンスが入ることがあるので要注意。
だから、初対面の人に向かっていきなり“Who are you?”は、あんた何様?というニュアンスが入るので、失礼に聞こえます。
名前を聞きたいならば、“What’s your name?” が基本ですね。
シャーロットから、彼女に起こった興味深い出来事を聞いたミランダが、別れ際に言った一言。
この表現は日常会話でよく使われる表現です。 “post” は、「人に最新情報を知らせる」という意味の動詞で使われています。
友達から、気になる人が現れた・・・なんて話を聞いたら、最後にはこの一言 “Keep me posted.”(また知らせてね)をお忘れなく!
新しく知り合った男性と出かけるために身支度をするキャリーの一言。これってやっぱり万国共通?
キャリーもこれを “eternal puzzle”(永遠の謎)と表現しています。