映画 『チャーリーズ・エンジェル』から、英語表現・英会話フレーズをピックアップ

1976~81年にテレビドラマとして人気を博し、2000年にはキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューという人気女優が集結した映画版も大ヒットを記録した「チャーリーズ・エンジェル」の再映画化。今回新しいエンジェルたちを演じるのは「トワイライト」シリーズで有名なのクリステン・スチュワート、に「アラジン」のジャスミン役でブレイクしたナオミ・スコット、イギリスの新星エラ・バリンスカです。ちなみに、日本語のタイトルは「チャーリーズ・エンジェル」ですが、エンジェルは3人なので、英語のタイトルは “Charlie’s Angels” で「エンジェルズ」と複数形ですよ!見ると元気がもらえるガールズ・パワー・ムービーからセリフを紹介します。

※ 内容には、実際の会話表現と一部ストーリーが含まれます。
見る前にストーリーを知りたくないという方は、注意してくださいね。

Let me be crystal clear here.     ここでハッキリ言おう

後にエンジェルになるエレーナが会社で上司のフレミングと話す時に、フレミングから言われた一言です。
“Let me be clear.” は直訳すると、「私がはっきりするのを許してください」という意味ですが、自分の言っていることを理解しない人に対して「ハッキリ言わせてもらうけど・・」という意味の枕詞として使われるフレーズです。それまでの言葉を選んだオブラートに包んだ言い方では伝わらないと思ったら、このフレーズを使ってから要点を伝えましょう。このセリフは clear の前に「水晶」という意味の crystal をつけて、clear をさらに強調していて、「非常にはっきりと」という意味になっています。
似たような表現として、「率直な」という意味の形容詞 straight を使って “Let me be straight.” というフレーズもあります。

 

I’m grateful for all the work that we have done together.
我々が共にしたすべての仕事に感謝している

エンジェルたちを取りまとめてきたジョン・ボスレー(Bosley)が退職する際のスピーチ冒頭で話した一言です。grateful は「感謝している、ありがたく思う」という意味の形容詞で、I’m grateful for … で「私は…に感謝しています」と言う時に使われる表現です。work の後ろに関係代名詞のthatを使って、「我々がこれまで共にしてきた」という意味を加えています。この時は「これまでしてきた」という継続的な意味になるよう、現在完了形の時制を使うことがポイントです。

 

It takes a lot to come forward, and I appreciate your courage.
よく話してくれた その勇気に感謝します

エレーナが内部告発者としてエドガー・ボスレーに会いに行った時に、エドガーがエレーナに言った一言です。
この take は「~を要する、必要とする」という意味で使われていて、It takes a lot to … で「…するのは大変だ」という意味の表現です。come forward は直訳すると「前に来る」ですが、「前に出る、名乗り出る」という意味で使われます。appreciate は「感謝する」という意味で、thank you よりもフォーマルな表現なのでビジネスの場面でもよく使われる単語です。

Elena: This is the closet of my dreams. And I just get to take whatever I want?
 夢のようなクローゼットだわ 好きなだけもらえるの?
Jane: Borrow.    借りるの
Sabina: Is that an actual rule?    それほんとの決まり?

エンジェルたちの隠れ家にある衣装クローゼットに入った時のエレーナ、ジェーン、サビーナの会話です。
この take は「もらう、自分のものにする」という意味で、そのエレーナの言葉に対してジェーンが borrow(借りる)、つまり返さなくてはいけないと訂正しています。その後のサビーナの一言をみると、サビーナはちゃんと返さずにもらっちゃってるようですが・・・。この take を使って、買い物の時に「こちらをいただきます」と言う時は “I’ll take this.” という表現を使います。

 

It’s been a really tough week. I can’t lose her too.
今週は散々だった 彼女まで失えない

隠れ家が攻撃され、傷を負ったサビーナ。治療を受けてベッドに寝ている彼女の横で心配するジェーンのセリフです。
ここで紹介したいのは、形容詞の tough を使った表現です。日本語でも「彼女はタフだ」という使われ方をしますが、人について言う時は「(肉体的・精神的に)たくましい、頑丈な」という意味に加え、仕事や状況について言う時は「つらい、きつい、厳しい」という意味があります。「つらい日々」は “tough days”、「厳しい決断」は “tough decision”、「困難な仕事」は “tough work” といった言い方をします。

 

So you wanna go to California and train to be an Angel?
じゃあ、カリフォルニアに行ってエンジェルになる訓練を受けたい?

映画の最後、仮のエンジェルとして活躍したエレーナを正式なエンジェルとして採用するために誘う時のセリフです。
日本語でも使われている「トレーニング(training)」は、この「訓練する」という意味の動詞 train の名詞形です。“train to be …” で「…になるための訓練をする」という意味の表現です。
新エンジェルの3人もそれぞれに個性的で息もぴったりな面白い映画だったので、次回作にも期待したいところです!

Kristen Stewart, Naomi Scott, Ella Balinska and Elizabeth Banks star in Charlie’s Angels.
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