理解や共感の気持ちを伝える時の英会話
会話の中で、相手が言ったことに対して理解や共感の気持ちを示したいこと、よくありますよね。
今回は、「まったく同感です」や「私にも経験があります」など、理解・共感・同意を表すさまざまな表現を紹介します。相手に上手に同意できると、会話もスムーズに進むので、ぜひ色々なパターンを身につけて使ってみてください。
理解や共感の気持ちを伝える言い方として、よく使われる英語表現です。
この表現は、日本語で言う「わかります」と「わかりました」の両方の意味で使うことができます。例えば、“I’m having trouble with my new computer.”(私は新しいコンピューターに手こずっています)に対して “I understand.” と言えば「わかります」という意味になりますし、“I can’t go today.” (私は今日行けません) に対して “I understand.” と言えば「わかりました / 了解しました」という意味になります。
「よくわかります」と強調して言いたい場合は、very well をつけて、“I understand very well.” と言います。
“I understand.” よりもカジュアルな表現で、「(自分にも経験があるので)わかるよ、知っているよ」というニュアンスが強い表現です。
“I don’t like our new boss.”(私たちの新しい上司のこと、好きじゃないわ)と言う同僚に対して自分も賛同するは、“I know.” と言えばぴったりです。
「あなたのおっしゃる意味はわかります」と、相手が言ったことに対して丁寧に理解を示す表現です。
この動詞の see は “I see.” と同じで「見る」ではなく「わかる」という意味で使われています。what you mean の what は「…すること」という意味の関係代名詞で、「あなたが意味すること」という意味になります。
他に同じような表現として、“I know what you’re saying.” 「おっしゃっていることはわかります」という表現も使われます。
「あなたは本当に正しい」という、相手を肯定する言い方で理解と共感の気持ちを示す表現です。
この例文では「全く、絶対にものすごく」という意味の副詞 absolutely を使って強調した表現になっていますが、これを取って、“You’re right.” 「その通りですね」ともう少し軽い言い方をすることもできます。
相手の言ったことに対して同意の気持ちを伝えるのによく使われる英語表現です。
文字通り「私もそう思います」と自分も同じ思いであることを表す言い方です。
もし相手が “I don’t think he is right.”(私は彼が正しいと思わない)のように否定文で言ったことに対して「私もそう思いません」と同意する場合は、“I don’t think so, either.”となり、末尾に too ではなく either を使うので、注意しましょう。
「同意する、同感である」という意味の動詞、agree を使って同意を表すシンプルな表現です。ビジネスの場でもよく使われる表現方法です。
この表現を応用した言い方として、“I agree with you in principle.” 「基本的には同意します」(同意しない点もあるという意味が含まれる)や、“I agree with you 100%.” 「100%同意します」という言い方もあります。
「私も同じ意見です」という少しあらたまった表現なので、こちらもビジネスの場などで使うことができます。
同じような表現として、“I share your point of view.”「私も同じ見解です」という言い方もあります。share は「共有する」という意味の動詞で、同意と共感を表すのにぴったりの言葉です。
「あなたの気持ちはわかります」と相手の気持ちへの共感を丁寧に伝える表現です。
“how you must feel” は “how you feel” でもOKですが、ここでは「…に違いない」という意味の must が入ると、直訳で「あなたが感じているに違いない気持ちを理解します」、つまり「お気持ちわかります」という意味になります。
共感する気持ちを強調して伝える表現で、直訳では「それはまさに私が感じていることです」、つまり「まったく同感です」という意味になります。
同じような表現として、“That’s exactly what I think.” 「まったく同感です(それはまさに私が思っていることです)」という言い方もできます。また、That’s を I know に変えて、“I know exactly how you feel.”「あなたの気持ちはよくわかります」という表現もよく使われます。
「私も同じ気持ちです」と共感する気持ちを率直に表す表現です。
例えば、相手から “I’m having so much fun.” 「すごく楽しいな」と言われた時は、“I feel the same way.”「私も同じ気持ちです」と返しましょう。強調したい場合は exactly を加えて、“I feel exactly the same way.”「私もまったく同じ気持ちです」と言えばOKです。
「私も経験があります」と共感の気持ちを伝える時に使えるのがこの一言。直訳すると「そこにいたこと(行ったこと)があります」という意味で、つまり「同じ経験がある」という意味になります。