TIME誌の選ぶ 2007年の名言10 ~Top 10 Quotes of 2007~

アメリカの有名雑誌”TIME”が2007年に発表した、この年の名言トップ10(Top10 Quotes)の中から、その一部をご紹介します。1位は任期の終わりが近づいたブッシュ大統領の名言。彼の最後のメッセージとは?
すべての名言をご覧になりたい方は、下の出典サイトからご覧ください。

[出典] TIME Top 10 Quotes of 2007より抜粋

I really am not the kind of guy that sits here and says,
‘Oh gosh, I’m worried about my legacy.’
  George W. Bush

堂々No.1に選ばれたのは、アメリカ大統領ジョージ・W・ブッシュのこのセリフ。イラクでの戦争に対し、支持が下がって批判が増大していることについてTVのインタビューで聞かれた時の一言。
「私は、ここに座って”あぁどうしよう、私の遺産が心配だ。”と言うような種類の男では本当にないんだ」

この”legacy”(遺産)は、死んだ後に残すお金ではなく、後に残すもの、という意味。つまりブッシュ大統領は、ただ座って後に残すものの心配を口にするのではなく、自分が大統領である内にこの戦争をどうにかしようとしているんだ、という自分の姿勢を表明しているんですね。

In Iran, we don’t have homosexuals, like in your country.Mahmoud Ahmadinejad

No.2に選ばれたのは、イランのアフマディネジャド大統領が、アメリカのコロンビア大学で講演した時に話した一言。学生から、イランにおけるゲイやレズビアンに対する扱いについて聞かれると、こう答えたそうです。
「イランには、あなた方の国とは違ってホモセクシャルはいないのです。」

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Shannon Stapleton / Reuters

これには会場からブーイングや失笑が起こったとか。
“homosexual”(ホモセクシャル)は、同性を好きになる人、つまりゲイやレズビアンを指します。
反対に異性を好きになる人は、”heterosexual”(ヘテロセクシュアル)と言います。会話で使う時には、”straight”という表現をよく用います。
ご存知のとおり、アメリカとイランは核兵器保有などをめぐって非常に激しく対立している国です。そのイランの大統領に、アメリカの大学で講演する機会を提供するということに対して反対する声も大きかったのですが、大学側は「考えを異にする者にも発言の機会を保障することこそ我々の信条」として、講演の開催に踏み切りました。

This record is not tainted at all. At all. Period.   Barry Bonds

TIMEがNo.3として選んだのは、アメリカのメジャーリーグ選手、バリー・ボンズのこの言葉。
史上最多となる、通産756本目の本塁打を記録した時にこう言いました。

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Jeff Chiu / AP

「この記録は全く汚れていない。全く。以上」

“period”とは、英語の1文の最後に打つ”.” 日本語の”。”にあたるものですね。これで言いたい事は終わり。以上! という意味で使います。
この時ボンズは薬物使用を疑われていたためこのような発言をしたのですが、現在では、ボンズの薬物使用は疑惑と言うよりも確定した事実として語られています。彼のこの言葉は、真実なのか否か・・・



If you didn’t like Darfur, you’re going to hate Baghdad.   Gen. David H. Petraeus

No.4に選ばれたのは、イラクからの早期撤退がもたらす結果を警告するこの一言。
「ダルフールが気に入らなかったのならば、バグダッドを嫌悪するだろう」

ダルフールは、スーダン政府に支援されたアラブ系民兵と、地域の非アラブ系住民との間に民族紛争が起こっている地。現在進行中の民族浄化の事例として非常に有名です。(※Googleはこの紛争を人々に広く知ってもらおうとキャンペーンを行い、スピルバーグはこの紛争に加担している中国政府の姿勢を理由に北京オリンピックへの協力を断りました。)そのスーダンと比較しながら厳しい警告を発した将軍の言葉です。

I don’t think they’re piling on because I’m a woman. I think they’re piling on because I’m winning.   Hillary Rodham Clinton

現在アメリカで大統領予備選挙を戦っているヒラリー候補の言葉がNo.6に入りました。
「私が女性だから、色々言われているのではない。私が勝っているから、色々言われるのでしょう。」

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Keith Bedford / Reuters

ライバルからの強まる批判に対しての何とも強気の発言ですが、2008年に入り、オバマ候補の追い上げによって予想以上の苦戦を強いられているヒラリー・クリントンです。オバマとヒラリー、民主党の大統領候補となるのはどちらか、そして大統領になるのは誰なのか、今年はアメリカの選挙から目が離せませんね!


The planet is in distress and all of the attention is on Paris Hilton. We have to ask ourselves what is going on here?   Al Gore

こちらは2007年、環境問題を全世界に訴えたアル・ゴア氏のセリフ。No.7に選ばれました。ドキュメンタリー映画「不都合な真実」に出演していたあの人です。
「この惑星は窮地にあるというのに、すべての注目はパリス・ヒルトンに集まっている。私たちは自分自身に対して’ここで何が起こっているんだ?’と問わなくてはならない。」

イギリスの雑誌”Sun”のインタビューで、このような発言をしていました。”the planet”(惑星)とは、もちろん地球のこと。私たちの住む地球の危機を訴えているにもかかわらず、メディアをにぎわすのは”Paris Hilton”(パリス・ヒルトン)というお騒がせセレブ。この状況を自分たち自身でおかしいと思い、変えなくてはならないという訴えですね。
ちなみにパリス・ヒルトンとは、ヒルトンホテルを創業・経営しているアメリカのヒルトン家のお嬢様。パーティーで騒いだり、飲酒運転で捕まって刑務所に入ったりと、その行動は常にメディアの注目を浴びています。

Why don’t you just shut up?   King Juan Carlos

No.10にTIMEが選んだのは、スペインの国王がベネズエラのチャベス大統領に言い放った一言。
「黙ったらどうだ」

“why don’ you ~?”は「~したらどう?」という提案の形ですが、”shut up”は、「黙れ」という意味の非常にきつい表現。
イベロアメリカ首脳会議でのこの驚きの言葉は日本でも報道されていましたが、チャベス大統領がスペインの前首相をファシスト呼ばわりしたことに対する発言でした。

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