映画 『ジェイン・オースティンの読書会』から、英語表現・英会話フレーズをピックアップ

『高慢と偏見』などで知られるジェイン・オースティンの作品を読んで感想を話し合う読書会を通して、恋愛・結婚・友情などに悩む女性たちを描いたビター・スウィートな恋と人生の物語です。
結婚していたり、離婚していたり、独身だったりと、年齢も立場も異なる様々な女性たちが、読書会を通してジェイン・オースティンの作品に向き合うと同時に、自分にも向き合って成長していく姿が印象的なアンサンブル・ドラマです。原作は全米ベストセラーの小説で、読書会ブームを呼びました。恋に、人生に悩む女性に寄り添うこの映画は、きっと貴方の心にもしみるはずです。
彼女たちの心の声を集めた英語表現を味わってください。

※ 内容には、実際の会話表現と一部ストーリーが含まれます。
見る前にストーリーを知りたくないという方は、注意してくださいね。

I wouldn’t mind falling in love, but it just all seems like fiction to me, anyway.
恋を避けてはいないけど、なんだか小説じみてて

独身主義者のジョスリンが恋愛について語った一言。夫から突如別離を切り出されたシルヴィアをなぐさめながらも、自分自身のクールな恋愛観を披露しています。
“fall in love” は「恋に落ちる」という表現で、“I wouldn’t mind falling in love” は「恋に落ちてもかまわない」という意味になります。ここで “I don’t mind…” ではなく “I wouldn’t mind…” なのは、仮定の would で、「もしそういうことが起こっても」というニュアンスが読み取れます。このセリフを訳すと、「(もしそういうことが起こったとして)恋に落ちるのはかまわないけど、とにかくただ私にはすべてフィクションみたいな感じがするのよ」という意味です。

And listen to me. Alone is not the end of the world. For as many years as you’ve been married, I’ve been quite happily unmarried.
悲観しないで。私はずっと独身だけど幸せよ

上に続き、ジョスリンがシルヴィアをなぐさめるのに言ったセリフです。
一文ずつ見ていきましょう。”And listen to me.” は「それに聞いて」。主語がなく動詞の listen で始まっている命令文です。”Alone is not the end of the world.” は「一人は世界の終わりじゃないわ」。”For as many years as you’ve been married, I’ve been quite happily unmarried.” は「あなたが結婚していた何年もの間ずっと、私は幸せに独身だった」。”I’ve been …” は「私はずっと…だった」という、過去から現在までの継続を表す現在完了形の文で、文頭の For は、現在完了の文で「…の間」という期間を表すのに使われる前置詞です。

I don’t wanna meet someone. I wanna pull the covers over my head and read novels.
男なんか要らない。ベッドにもぐって小説でも読むわ

落ち込むシルヴィアに、「ジムでも行ったら?」と言ったのは娘のアレグラ。ジムではいい男との出会いもあるわよ、と言う彼女にシルヴィアはこう返します。シルヴィアのとことん参っている様子が伝わってきますね。
“I don’t wanna meet someone.” の “someone” は、「誰か、ある人」という意味ですが、このセリフでは「誰か男の人」という意味でとらえられます。”pull the covers over my head” は直訳すると「掛け布団を頭の上まで引っ張って」なので、映画では「ベッドにもぐって」と訳されています。そうやって小説を読むのが、シルヴィアにとって一番の現実逃避の手段なのでしょう。

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How do you feel about older women?   年上の女はどう思う?

ブリーダー協会のイベント会場のホテルでジョスリンはキュートな男性、グリッグと知り合います。2人はバーで少しだけ会話をしますが、ジョスリンが去る前に真剣な表情で尋ねたのがこの質問でした。
“How do you feel about …?” は「…についてどう思いますか?」と尋ねる時の表現です。何かについて相手の考え、意見を聞きたい時に使えます。「年上の女」についてグリッグの考えを確かめたジョスリン。その理由は・・・?

I fantasize about him constantly.    あらぬ想像ばかりしてるのよ

教え子にときめいているフランス語教師のプルーディーが、その想いを読書会仲間のバーナデットに告白した一言。
“fantasize” は「空想にふける、夢想する」、“constantly” は「常に、しょっちゅう」、という意味で、この一文は「いつも彼のことばかり空想しているの」となります。何か空想/妄想する相手のいる人は、この “fantasize about …” という表現を使って説明できますよ。

I don’t think I’m the same woman you left.     以前とは別人よ

別れた夫と久しぶりに再会したシルヴィアが、彼に言ったセリフです。
一文目を直訳すると「人々が私を見た時に見るすべてのものはブロンドの髪と大きなおっぱいだ」となります。この”All … is ~.”の訳し方は、直訳だと「…のすべては~だ」となりますが、「…は~だけだ」と訳すといいですね。例えば、All I think about is you. だと、「私が考えているのは君だけだ」となります。look と see は日本語ではどちらも「見る」と訳されますが、look は一瞬見るという意味に対して、see はじっくりと見る(見て理解する)という意味になります。これに対して元夫のダニエルは、 “I see that.” 「(見て)わかるよ」と言っていました。

This is not a test. This is something to share.     テストじゃない  分かち合いたいの

無骨なタイプの夫との関係がずっとうまくいっていなかったプルーディー。しかし、その関係を修復しようと、テレビゲームをしていた夫にジェーン・オースティンの小説を読んでほしいと差し出します。「テストなどごめんだ」と言った夫に、「違うの」と答えたプルーディーはこう続けます。
“This is not a test.”(これはテストじゃない)の this(これ)は、ジェーン・オースティンの小説を読むこと、を指します。そうではなく、これは “something to share”(分かち合うためのもの)なのだとプルーディーは言います。 “share” は最近は日本語でも使われるようになりましたが、「分かち合う、共有する」という意味で、日常会話でも非常によく使われる単語です。

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